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子どもを愛するって、大切に思うって、どういうことなんだろう?

時々、そんなことを考えてしまうことがある。


夏休みに急遽、次女もも(仮名)が手術をすることになり、4日間入院した。
私も仕事を休み、付き添いに
(手術自体は軽易なのだけど、子どものため全身麻酔…
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(長女のはな(仮名)と夫がお見舞いの際、持ってきてくれました)



案内された病室は子ども3人の相部屋。
年長さんの男の子、小1の男の子、そして小2のもも。
我が娘がこの中では一番のお姉さんということだ。


それぞれのベッドには親が付き添い、周りはカーテンで区切られていたけれど、
部屋の中では色々な音が交差する


途切れることのないゲームの電子音、
大音量で流れるテレビ、
ボリボリお菓子を食べる音…



声をかけても返事をしない年長児に、看護士さんが
”人が話している時は、ゲームを止めて、人の目を見て話を聞きなさい!!”
って言ってたっけ。
隣で付き添っていたパパはどう思ったのだろう??


結局、入院中この子のベッドからゲーム音が消えていたのは、
手術中と寝ている時だけだった。


3人とも同じ日に手術のため、手術当日は全員朝から絶食。
ただし、午前9時までお茶や水などの飲み物だけOKに。


麻酔科の先生が朝方、確認と問診に訪れたら、
”飲みたいっていうので、
炭酸ジュースを飲ませちゃったんですけど…”

と隣のカーテンからパパの声が。


えっ?
ええっ?

あ り え な い~。

カーテン越しに聞こえる、お医者様や看護士さんとのすったもんだのやりとりに、
私まで何だかドギマギしてしまう
(結局、無事に手術は終えていたけどね


手術時間が近づくと、各ベッドの周りに家族が集まってくる。
ウチは、親子4人だけだったけど、
その他はパパ・ママ、兄弟はもちろん、
おじいちゃん、おばあちゃんも。
中には親戚のお姉さん?らしき人たちまで。

どの子たちも、その家庭の宝物、大切な家族の一員なんだね



それぞれ無事に手術を終え、お夕飯時になると、
各ベッドの子どもたちから”お腹空いた”コールが


でも、今日は食べられないんだ。
点滴が終わったら、夜から水分は摂れるからね。
明日はご飯、食べられるからね



でも、そんな親たちの想いを知ってか知らずか…、
特に激しく”お腹空いた”を連呼していた、小1の男の子の
ママが、ナースコールを何度も押して、質問を始める。


ゼリーはダメですか?
(ダメでしょう。でも明日の朝は大丈夫だよ)

冷凍ミカンをしゃぶるのはどうですか?
(諦めきれないのね)

キャラメルはどうですか?噛まないし…。
(まだ聞く?)

アメはダメ?
(もう、やめようよ~


今日は飲み物だけ。明日の朝はまずは柔らかい食べものから
と思っていたのに、カーテン越しから聞こえる都度都度のコールに、私の耳はダンボ状態。


看護士さんから全部ダメ出しが出たようで、結局そのママは聞かない子どもに向かって
”ダメだって!!”
と言葉を投げつけていた。



朝の炭酸ジュース騒ぎも、
夜のナースコール騒ぎも、
結局、
”お腹を空かせた我が子の気持ちを何とか満たすことができないか”
という親心から出た言葉や行動なんだろう。



でも、
でもさ、
な~んか違和感感じちゃうのは私だけ?!



ちなみに子ども3人が同室だった3日間、絵本を読んでいる声は隣のベッドから全く聞こえなかった。
ゲームの電子音やテレビの音はよく聞こえたけれどね


ももより年下の子どもたちなのに…。
親子で絵本を読むなんて、親も子も頭の片隅にもなかったのかもしれない。
これが現実なのね


私たち親子が立派とか、正しいと言いたい訳じゃない。
(って言うか、そんなこと全然思えないし…
もちろん、絵本を読めば子育てが上手くいく訳でもない。

私も、できるだけ”子どもの望むことをしてあげたい”と思っているけれど、
でも、
でも、
私の”してあげたい”と思うことと、病室の彼らの”してあげたい”と思うことには大きなギャップがある気がしてならない。


子どもを愛するって、どういうことなんだろうね?
子どもの望んでいることって何だろうね?
親が子どもにできることって、何だろうね?



入院中、ももと読んだ本をチラとご紹介
おっきょちゃんとかっぱおっきょちゃんとかっぱ
作:長谷川 摂子 / 絵:降矢 なな出版社:福音館書店絵本ナビ



おへそのあなおへそのあな
作:長谷川 義史出版社:BL出版絵本ナビ



新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル
作:ラッセル・E・エリクソン / 絵:ローレンス・ディ・フィオリ / 訳:佐藤 涼子出版社:評論社絵本ナビ



絵本じゃないけれど、手遊びの
♫いっぽんばしこちょこちょ
も、もものリクエストに応えて何度もやったっけ

入院、手術、相部屋…子どもだけじゃなく、大人にとってもストレス気味な環境も、
触れて、くすぐって、笑って…
でいつの間にか、親子で笑顔で乗り切れた。


冒頭の疑問にはまだ答えが出せない。


でも、
私には、いや、私たち親子には
絵本があって良かったな。
手遊びやわらべうたがあって良かったな。

それが感じられたから、今はとりあえず良しとしよう


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帰路の途中、退院祝いにと、ぐんまちゃんケーキでティーブレイク
自分で、”ももとママのヒミツね”と言っていたのに、家に帰ったら結局自分からバラしてしまう結末に…。

後日、長女はな(仮名)を連れて再び、”ティータイム”を愉しんだのは、言うまでもありません


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2015.08.27 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
無事に終わりました
初めての試み。
夏休み親子憲法カフェ。
8月5日、猛暑の中、地元の公民館で行いました。
隣の部屋では、夏休みポスター教室の真っ最中。
娘たちの同級生も時折、顔を覗かせます

ポスターも良いけど、憲法もいいよ!

夏休み中ということもあり、会場準備は双子たちもお手伝い。
テーブルを並べたり、拭いたり、お茶菓子を並べたり…。
宿題をやっている時より、断然楽しそう


講師には弁護士の村越芳美さんをお招きしました。
親子、大人のみの参加を合わせ10人。
今回は小1~小4の子どもたちが参加してくれました。

弁護士って知ってる?
憲法って知ってる?



まずは○×クイズに挑戦。
子どもたちにはちょっと難しかったかな?
日本国憲法の前文と条文が書かれた資料を見ながら、大人も子どもも一緒に考えます。
正解者にはこちらのシールをプレゼント
憲法カフェ○×クイズ景品シール

よ~く見ると、それぞれのイラストに憲法の条文を示す数字が書かれています。


お母さんが正解すれば、子どももシールが1枚もらえるので、子どもたちの応援にも拍車がかかります。

憲法には”愛”っていう言葉が入っているんだね。


学校に通えるのも、
引っ越しができるのも、
お父さんやお母さんが好きな仕事に就けるのも、
憲法で保障されている権利なんだね。


知ってた?
女性が選挙で投票できるようになってから、まだおよそ70年しかたっていないんだって。

昔だったら、今いるメンバーは誰も選挙権がなかったんだよ。(女性と子どもたちだけだからね)


知ってた?
憲法を変えるには、選挙で投票した人たちのうち、半分以上の賛成を得ることが必要なんだって。

無関心でいれば、投票をしなければ、その人の意見はカウントされないまま。


知ってた?
私たちの国は、、どんなもめごとが起こっても、
戦争をしない、軍隊や武器の力で片づけてしまうやりかたを選ばない、
って約束したんだって。

憲法にそう書いたのは、世界の中で日本だけなんだよ。
凄いと思わない?



続いて紙芝居で憲法について学びます。
20150805親子憲法カフェ紙芝居
憲法は私たちを縛るためのものではないんだね。
国会議員や公務員など、国の中で力を持つ人たちが好き勝手にルールを決めることができないようにつけた
ブレーキもしくはおもり
それが憲法なんだね。


今回、憲法、平和、人権の視点から絵本の紹介や読み聞かせを行いました。
あなたこそたからものあなたこそたからもの
文:いとう まこと / 絵:たるいし まこ出版社:大月書店絵本ナビ


井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法
作:井上 ひさし / 絵:いわさき ちひろ出版社:講談社絵本ナビ


あなたへ6 わたしのせいじゃない-せきにんについて-あなたへ6 わたしのせいじゃない-せきにんについて-
作:レイフ・クリスチャンソン / 絵:ディック・ステンベリ / 訳:にもんじまさあき出版社:岩崎書店絵本ナビ


せんそうしないせんそうしない
文:谷川 俊太郎 / 絵:江頭 路子出版社:講談社絵本ナビ

こどもと こどもは せんそうしない
けんかは するけど せんそうしない

せんそうするのは おとなと おとな
じぶんの くにを まもる ため
じぶんの こどもを まもる ため

(『せんそうしない』より引用)

読後、講師の村越先生から弁護士の視点でコメントを頂いた後、質疑応答へ。
時間を過ぎても、参加者から質問や活発な意見が飛び交います。
この国はどこへ進んでゆくの?
法案が通ったら、日本は本当に守られるの?
戦争したらどうなるの?
私たちにできることってあるの?



こちらの絵本を読んでおしまいです。
へいわってすてきだねへいわってすてきだね
詩:安里 有生 / 画:長谷川 義史出版社:ブロンズ新社絵本ナビ

これからも、ずっと平和が続くように
私たちにできることはなんだろう?




アンケートから一部ご紹介
・絵本の読み聞かせを取り入れることで、子どももすんなり憲法に触れることができて良いと思いました。言葉と絵でわかりやすいと思います。

・子どもたちの年齢層がもう少し高かったら、絵本をきっかけに子ども同士のディスカッションにもつなげられたかも。

・夏休みに子どもと憲法・平和・人権などの話をするきっかけを頂けて良かったです。

・○×クイズで、案外自分は憲法について知らないんだということを気付いた。

子どもたちも○×クイズが楽しかったみたい


帰り道、次女のもも(仮名)がつぶやいた。

18歳になったら選挙に行けるんでしょ。楽しみだな。
だっていつもパパやママにくっついているしかないから。
私も選挙、してみたい。

そうだね。ママはこう思うよ。
18歳になるまでに、
世の中に関心を持つこと、自分の頭で考えることを諦めないこと、
人には色々な考えがあることを知ること、それを認めた上で、
自分はどう思うのか考え続けてゆけること
が大切なんじゃないかなって。

実は、そう言う私もまだまだ学びの途中。
娘たちと一緒に知ること、考えること、伝えることを私なりに続けてゆきたいと思う。

講師の村越先生、参加者のみなさん、ご参加ありがとうございました






2015.08.08 Sat l 絵本講座 l コメント (0) トラックバック (0) l top