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修了式。
下校時、いつものように玄関口で娘たちを待つ。

修了式を終え、ホッとした表情の子どもたちの群れ。
穏やかな、温かな時間が校内に流れる。

通り過ぎる先生方と会釈、挨拶を交わす。
”(お子さんが)一人で過ごせる時間が随分増えましたね。”

”お母さん、お疲れさまでした。春休みは親子共々、ゆっくり休んでくださいね。”

”ずっと付き合ってくれたお母さんの気持ち、ちゃんとお子さんに伝わっていますよ。”

”新学期からも、子ども自身が考えて動くことを大切にしていきましょうね。”



行き交う子どもたちも話しかけてきてくれる。
”さようなら。”

”バイバイ。またね~。”

”はなちゃん(長女・仮名)なら、まだ廊下にいるよ~。”

”今日はピアノの日なの。空いている日は水曜日しかないよ~。”




娘(時々、娘たち)の不登校から8か月。
私はこれまでどれだけ多くの人たちに支えられてきたのだろう。
担任の先生、スクールカウンセラー…はもちろんだけど、
それ以外の先生方、そしてクラスの子どもたちも陰で、日なたで私たち親子を温かく、力強く支えてくれた。

どんな時間帯に登校しても、
たとえ休んでしまっても、
変わらずに
変わらずに
待っていてくれて、
付き合ってくれて、
受け容れてくれて

ありがとう。




ほんの1年前まで、
幼稚園と違って、学校は先生との距離を感じるなぁ。

クラスの子どもたちの顔と名前が一致しない。




なんて感じていたのがウソのよう。

校長先生、教頭先生を始め、用務員のおじさんまで、
この数か月でどれだけの人たちと言葉を交わしたことか。

一時期、授業まで一緒に受けていたお陰で、
気付いたら、
娘たちのクラスの子どもたちの顔と名前、キャラクターまでつかんでいた。





友達と笑いながら下校する子どもたちを見つめる。

楽しそうに見えるけれど、
元気そうに見えるけれど、
何の問題もないように見えるけれど、

もしかしたら

どの子も、細い綱を必死に渡っているのかもしれない。


足を踏み外さないように。
落ちないように…。




気付いたよ。

私も娘たちに
”上手く綱を渡り切ってほしい”
と思っていたことに。



低体重児で生まれてきた時、
”何があっても、ありのままのこの子たちを愛したい。受け容れたい。”と思っていたのにね。

いや、
これまで上手くいきすぎていたのかもしれない。



みんなと同じように、
無難に、
普通に、


そんな人生つまらない、

そもそも普通って何?

って感じながらも、

一方で、

面倒に巻き込まれるのは嫌と思っていた。

いや、

後退する勇気、留まる心構えが持てなかったんだな。

娘たちの人生に対しても、私自身の人生に対しても。




新学期からの生活がどうなるのかはわからない。
でも、これだけはわかっているよ。


綱から娘たちが落ちることを怖がることはないんだって。
もしも落ちてしまったら、降りたところから一緒に歩けばいいんだって。
また綱にのぼりたくなったら、傍らで支えてあげればいいんだって。



進級おめでとう

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2016.03.26 Sat l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私たち家族のお気に入りの一冊。
びゅんびゅんごまがまわったらびゅんびゅんごまがまわったら
作:宮川 ひろ / 絵:林 明子出版社:童心社絵本ナビ

こんな学校があったらいいのに。
こんな校長先生がいたらいいのに。


開かれた校長室。
子どもたちが躊躇なく校長先生に談判に行ける雰囲気。
子どもたちと真剣に向き合う校長先生の姿勢。

びゅんびゅんごま、柿の実の首飾り、たけうま、たんぽぽのおひなさま、カラスノエンドウのさやぶえ…。
 

”空き教室には先生の許可なく、入ってはいけません”
”放課後は速やかに帰ること”

がまかり通っている今の学校では…無理だろうなぁ。


それにしても校長先生、
どうやったら4つも同時に回せるの?!


眠る前、子どもたちと読んでいたら、
ムクムクと作りたくなってきたよ。

びゅんびゅんごま


さすがに夜は遅いので、連休中に作ることに。
長女はな先生の指導の下、サクサクとこま作りにいそしむ私たち。

大きさを変えてみたら?
色を4色に区切って塗ると、回ったらきれいだよ。
穴の位置が離れすぎていない?
紙が軽いからよく回らないのかなぁ~?



パパも加わって、
あ~でもない、
こ~でもないと試行錯誤して、

できた!
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ひもが長すぎない?
短めに持ってみたら?


しばらくのやり取りの後、
聞こえてきたよ

ビューン、ビューン
のあの音が。

大・成・功!!
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次は足でも回せるようになるかな?
2016.03.22 Tue l おすすめ絵本 l コメント (0) トラックバック (0) l top
子どもを見守る。

子どもの心に寄り添う。

子どもを支える。

子どもを励ます。



日々の中で、子どもへの親の関わり方には
色々あるけれど、
一番難しいな~と思うのが、
背中を押すこと。

子どもの背中を押す。

これが本当に難しい


はなが自力で学校に行かなくなって8か月。
3学期からは授業を一人で受けられるようになったけれど、
朝の会から行けるようになったけれど、
笑顔の日、穏やかな日常が増えつつあるけれど…

もう、私、空き教室で下校まで待っていなくてもいいんじゃない?!と思うけれど、
そのタイミングがつかめない。


ここまで二人三脚でやってきたからこそ、
下手な失敗はしたくない
なんて思ったりもして。
色々考えると、かえって動けなくなって…。



でも、

心配することなかったね。

流れに身を任せればよかったんだ。




それは突然やってきた。
はなの背中を押しにやってきた。
インフルエンザB型という名の力強い助っ人が。


ここ数週間、我が家はインフルエンザが大流行。
学校でも大流行だったからね~。
はな→わたし(母親)→ももと1週間単位でダウン


そう。
肉体的にも精神的にも、物理的にも、私がはなに付きっきりでいることが不可能になった訳。

特に、ももがインフルエンザにかかったこの一週間、登下校の送迎はあったものの、
はなは本当によく頑張って学校に通えていた。




先のことは正直よくわからないけれど、
焦っても仕方ないけれど、
いつでも娘に付き合う覚悟はできているけれど


でも、

この一週間、自分の力で学校で過ごせたことがはなの自信に繋がればいいと心から思う。

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大嫌いだったけれど、
来ないで~って思っていたけれど、
今は素直に伝えたい。


ありがとうインフルエンザB型。
強くて、温かい”押し”をありがとう。

(でも、来年は遠慮したいなぁ。)







2016.03.20 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
昨晩の次女セレクト。

わたしわたし
作:谷川 俊太郎 / 絵:長 新太出版社:福音館書店絵本ナビ

この本、やっぱり好きだわ。
絵本って、深い…って、気付かされたお気に入りの中の一冊。


わたし 43歳

娘たちからみると、おかあさん
夫からみると、妻
父と母からみると、娘
娘の友達からみると、はなちゃんとももちゃん(仮名)のママ
先生からみると、保護者
学童や学校の児童からみると、絵本を読んでくれる人

ハムスターのコウ君からみると、人間?(そもそも理解している?!)

わたしはやっぱりわたしだけれど、わたしは1人しかいないけれど、
色々な関わりの中で、呼び名を変えてゆく。
たくさんの”わたし”が、いまを生きている。

わたしがわたしであるように、
あなたもたった1人しかいない”わたし”を生きているんだな。



私が一番好きなところは、
おかあさんが新聞を読んで、
おとうさんがエプロンをつけて、お料理しているページ

1981年初版だから、当時としては斬新だったのでは?





時は流れて、現代。
週末の朝は我が家も、こんな感じが見られるような…。
夫よ、”わたし”に付き合ってくれてありがとう。



2016.03.18 Fri l わたしの中の絵本 l コメント (0) トラックバック (0) l top